ごあいさつ

ご  挨  拶

校長  小澤 ちはる

 

 拓桃支援学校のホームページをご訪問いただき,ありがとうございます。

 本校は,昭和47年4月に拓桃養護学校として独立開校し,今年52年目を迎えました。その前身は,昭和30年9月の宮城県整肢拓桃園開設時に,秋保村立湯元小学校・秋保中学校の拓桃園分校として設置されたことに始まりますので,69年目となります。肢体不自由教育の充実・発展のために,歩み続けてまいりました。平成27年度より,宮城県立こども病院本館に入院する児童生徒を対象とした病弱教育を,西多賀支援学校こども病院分教室から引継ぎ,宮城県内唯一の肢体不自由・病弱併置の特別支援学校となりました。また,拓桃園(拓桃医療療育センター)がこども病院に移管となり,平成28年3月にこども病院(拓桃館)へ移転統合となったことに合わせて,本校も秋保を離れ,こども病院に隣接する現在の地へ移転いたしました。

 昭和30年の拓桃園開設に当たり,体が不自由な子供たちのために医療を切り拓き,桃源郷を目指すという願いは,場所が変わり人が変わっても脈々と受け継がれていることを感じます。子供たちとそのご家族の幸福を願い,医療・福祉・教育がスクラムを組んで全力を挙げて支援に当たっております。

 私は,一昨年の4月に着任いたしました。子供たちが「学校が楽しい」「勉強が楽しい」と語り,何事にも明るく前向きに取り組む姿を,毎日大変うれしく見ております。と同時に,教育(学校)が果たすべき使命や責任の重さを,改めて深く感じております。また,子供たちのために,ご家族のためにと,研鑽に励み努力を惜しまぬ教職員と病院スタッフの皆様に支えられていることに,心強さを感じております。力を合わせ,子供たちの笑顔を守り,教育目標「病気や障害による困難の改善に取り組み,夢や希望に向かって心豊かにたくましく生きる児童生徒を育てる。」学校づくりに力を尽くしてまいります。

 また,本校は県内唯一の肢体不自由・病弱併置の特別支援学校として,地域支援に力を注いでおります。地域の学校に在籍しながら,あるいは就学を前に,病気や障害の改善・克服に取り組んでいる子供たちや保護者の皆様,支援に当たる教職員等の皆様に対して,役立つ情報提供に努め,相談や支援を行っております。ホームページでは紹介しきれない面もございますので,遠慮なくお問い合わせいただきたく存じます。

 多くの皆様とつながり,ネットワークを広げ,一人でも多くの子供たち・ご家族の皆様の笑顔を,幸せを守るお役に立ちたいと思っております。このホームページが,皆様とのご縁を結ぶきっかけになれば幸いでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。